
皇帝の娘という絶対的地位は、特権階級の住人にとって羨望と嫉妬の対象だった。BURAKO(ブラコ)は、幼少よりその眼差しをうけて育ち、人に対する信頼はなくなっていた。そんな彼女は、特権階級の住人に対して、自分の感情を抑えることができずにいたが、それでも彼らの媚び諂う態度は変わることがなかった。BURAKO(ブラコ)が唯一心を開けるのは、愛犬のGONZA(ゴンザ)だけだった。
労働階級のとある作業場で、犬を連れた少女が、HEISHI(ヘイシ)達に混じり作業をしていた。
「毎日、やってんの?」
「ここって、つらくない?」
慣れない手つきで作業する彼女に返事をする者は誰一人おらず、彼女は作業もできず取り残されてしまう。
「言いたいことがあるなら、はっきり言ってよね!」
HEISHI(ヘイシ)達は、何事もないかのように黙々と作業をつづけた。
「もう〜、いかげんにしてよ!!」
「ウウ〜、ワンッ、ワンッ。」
怒りをあらわにした彼女には、「落ちこぼれ」の道が待っていた。
語り:竹原氏
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